ハンサードの特定のファンドに投資したい方へ
最近問い合わせでハンサードの特定のファンドを購入したいという連絡がありました。
ハンサードなどのユニットリンクにはまだ投資していないため、どこのIFAを通じて購入すればそのファンドに投資できるか知りたいとのことでした。
私はこの質問に対してこう思います。
「別にIFAだけが選択肢ではないのではないだろうか…?」
せっかくなのでIFAの役割を伝えたいと思います。
まずIFAというのは、セレクトショップです。
証券会社は自社ブランドの商品を主に取り扱い、一部他社のものも取り扱う販売店です。
※一般的な香港のIFAを想定して書いています。
IFAはどこどこのブランドというのにこだわりはありませんが、売ることにはこだわりがあります。
その中にあって積立年金(保険)プランのユニークなところは、プラン自体は売りたいが、その中身の商品の自由度が高いため、結果として、顧客へのニーズにも対応しやすい点です。
海外の積み立て年金プランは通常、維持コストは発生しますが、売買ごとの手数料は発生しないため、最近かんぽ生命などでも問題になった乗り換え営業や回転売買が行えないという特徴があります。
つまりIFA自体は販売会社という特徴がありますが、商品の仕組みが、IFAを回転売買をさせないような抑止力になっているのです。
ただし積み立て投資の場合、基本のコストが高いため、20年以上の長期投資でないとあまりメリットがありません(日本人の入れる資本償還型の場合。保険の場合は少々異なる)
つまりIFAが(長期投資の場合)中立的であるというのは、積み立て投資の場合のみということです。その他の場合は普通の証券会社と同じく購入手数料がかかります。
購入手数料はアドバイス料金と位置付けられますので、「最初から購入したい商品が決まっている場合は不要」となりますね。その場合ネット証券(銀行)の利用がお勧めです。まあ、その方はどうしてその商品に投資をしたいのかは書いていなかったので、その情報自体に価値があったのだと思いますが…。
多くの場合現代の投資家には選択肢が3つあります。
①ブランドショップ⇔対面証券会社
②セレクトショップ⇔IFA
③ネットショップ⇔ネット証券
正直買いたい商品が決まっている場合ヘッジファンドのような相対申し込みの場合を除き、基本的にはネット証券のほうが変な売り込みもなく良いのではないかと思います。
◆ネット証券で買えるかな?First State China Growth Fundの場合
※このファンドが良いといっているわけではありません。例えばの例で案内しています。
First State China Growth Fund
◆HSBC香港で取り扱いがあるかチェック
investments2.personal-banking.hsbc.com.hk
→ありませんでした(;゚Д゚)
◆CITI Bank Hong kongで取り扱いがあるかチェック
→ありませんでした(;゚Д゚)
◆米国Firstrade Securities Incにあるかチェック
→ありませんでした(;゚Д゚)
うーん・・・手ごわい(;^_^A
ファンドの実績表を見るとイギリス向けの商品ぽいですね。
イギリスのネット証券探してみますか…
https://monevator.com/compare-uk-cheapest-online-brokers/
といくつかのネットで購入できる金融機関を探してみましたが
First State Greater China Growth Fund Class I USD なら取り扱いが見つかるんだけど、肝心のFirst State China Growth Fund Class I USD が見つからない(;´・ω・)
ええ、書き出したはいいものの結論に至らず‥‥本日はここまでですかねー
※First State Greater China Growth Fund Class I USDは大陸の株を中心に投資するので、First State China Growth Fund Classのように、香港でも台湾でもよいというのよりは少し前提が厳しめですね。ただ実質的に大陸であればよいので、香港株も台湾株も入っているようですが・・・。
まあこんな風にIFA以外にネット証券で探してみて、⇒日本人でも口座開設できるか確認というのが、一つの解決手段かなーと思います。