ハンサード(Hansard)アスパイア解体新書2021

ハンサード(Hansard)アスパイア(いつかはゆかし)や海外投資を詳しく解説!

ハンサードを解約しようと思ったら読むページ

 

 

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このページにたどり着いたということは、いろいろなことで現在ハンサードの解約を検討されていることと思います。

 

①コストが高いとほかのサイトで書いてあった。

②他の海外積み立てのほうが有利であると書いてあった

③運用成績が悪い

④海外は怪しいと聞いた 

 

これらのすべては内容を理解していれば解消される問題です。

 

ハンサードは短期のコストが高く、長期のコストが安い仕組みです。

5年10年でマイナスの成績でも、20年30年やる前提であれば全く問題ありません。

これはドルコスト平均法の投資戦略上、一時的なマイナスがむしろのちのちのリターンのために必要だからです。

 

逆に

 

  1. 資金需要がある

 

この場合は解約することをお勧めします。

 

 

ハンサードを辞めたいと思った理由が資金需要以外の理由である場合はやめると後悔する可能性が高くなります。

 

 

それぞれ説明していきますね。

 

①コストが高いとほかのサイトで書いてあった。

 

これはほとんどの場合、一部が真実で、全部が真実ではないという巧妙な説明がされています。

 

ハンサードは5年、10年と短い期間ではコストが高いですが、20年、30年と長期ではコストが安い仕組みとなっています。

ハンサードは長期の積み立て用に作られた仕組みです。短期でコスト高いことは本来の利用目的であれば問題はありません。

 

◆ハンサードのコストは長期では十分安い→5万25年で0.76%、30年なら0.47%

多くのハンサードの解約を進めるサイトは故意にボーナスを考慮するのを避けています。基本的にデータはハンサード社が作成した1次データを利用すべきです。

詳しくは下記の記事でハンサード社の資料を用いて説明しています。

 

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ハンサードの平均コスト

 

hansard.hatenablog.com

 

 ②他の海外積み立てのほうが有利であると書いてあった

 

他の海外積み立てに比べてハンサードはコストが高いから、

別の積み立てにしましょうと進めているのは、投資信託や保険の乗り換え営業と何も変わりません。

 

解約を勧めるサイトは乗り換えさせたいか手数料稼ぎしたいだけ

→解約のために10万、20万円も手数料を支払うのはばかげている。

→乗り換えたら初期ユニット期間が2倍になりコストが倍かかる

 

hansard.hatenablog.com

 

ハンサードの解約を進める人たちは善意で説明していることはほとんどありません。

初期ユニットが2倍になるにもかかわらず乗り換えを進める人や、解約手続きの手数料を10万以上請求するような人たちばかりです。

 

 

◆ハンサードもロイヤルロンドンもインベスターズトラストも基本は変わらない

長期の積み立て目的ならどのシステムも十分魅力的です。

短期の運用には向きませんので2年で止めてもOKなどと説明を受けていた場合は残念ですが、高い勉強代になってしまうと思います。

 

 

※インベスターズトラストはボーナス条件が厳しいので、積み立てが止まらないように気を付けてください。

 

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◆ビットオファースプレッドが気になる

ビットオファースプレッドの7.5%は累積ユニットが10年分たまったら、累積ユニット10年分×累積ユニットボーナス0.75%=7.5%となり、累積ユニットのボーナスで穴埋めできる。さらに10年積み立てた以降は5%のボーナスももらえるため、コストはかなり安くなる。

 

 

毎月5万円を積み立てた計算でハンサードとロイヤルロンドンを同じ条件で7年目と25年目で区切ってコストを計算してみました。

 

コスト表 7年目 25年目
ハンサード 19.45万 18.1万
RL360 15.7万 38.2万

前半はハンサードのコストがロイヤルロンドンより高いこと、後半がロイヤルロンドンより安いことが分かると思います。

 

これはビットオファースプレッドが固定費的な仕組みであるのに対して、ファンドの運用コストが変動費であるため、後半の残高が多い時期程、ビットオファースプレッド形式のほうがコストが安く(というより増えない)仕組みになっているためです。

 

詳しくは下記の記事を確認してください。

 

hansard.hatenablog.com

 

③運用成績が悪い

現在の運用成績が良い悪いは満期まで十分な時間がある場合は、積み立てではあまり関係ありません。あなたがマイナスの時はどのIFAでも基本的にはマイナスになっていることがほとんどです。まずあなたがすべきことは今の運用成績を気にすることではなく、ドルコスト平均法を理解することです。

ドルコスト平均法を理解すれば、運用途中での運用成績で一喜一憂することの意味がないことが分かります。

 

 

◆運用成績が悪くて悩んでいたら

 

 

積立投資で確認してほしいドルコスト平均法については下記の記事をチェック。

 

 

style.nikkei.com

 

 

hansard.hatenablog.com

 

→ファンドをほとんど切り替えていないことが不安だ

 

どんどん投資対象を切り替えていて、運用成績が悪い場合は少し問題があるかもしれませんが(程度によります)、同じ銘柄を継続的に買って行くドルコスト平均法を利用した積立投資では特に問題ではありません。

 

長期的に成長する可能性が高い国や地域なら気にしない。長期的には株式市場はプラスだった歴史を信じる。下がっているときはバーゲンセール。安値でたくさん買うことが次の上昇期のリターンにつながる。悲観相場で続けられる我慢力が積み立て投資の成功のコツです。

積立は15年未満で悩んでいたら、気疲れするだけです。コツコツ投資を極めましょう。

 

ダイエット3日目で減らないと悩んでいるようなものです。

 

 

◆ハンサードのファンドが分からない

とりあえず悩むよりアドバイザーに相談しましょう。担当アドバイザー以外に相談すると違う積み立てプログラムを進められるぞ。

 

当ブログにもファンドについてのカテゴリーもあるので見て参考にしてほしい。

 

hansard.hatenablog.com

 

 

アドラー心理学曰く

自分が欲しい結論に合った情報を取捨選択しているだけです。成績が悪い理由をハンサードやIFAのせいにするのは簡単ですが、基礎となる積み立て投資を理解しなければIFAが正しくて、ハンサードのコストが安かったとしても間違った結論に進んでしまします。

 

本屋さんで積み立て投資の本などを購入して基礎を確認するのもよいでしょう。

 

感情的な投資に陥らないために必要な、アメリカの大手FPの投資手法を確認してみてください。

 


hansard.hatenablog.com

 

 

hansard.hatenablog.com