ハンサード(Hansard)アスパイア解体新書2021

ハンサード(Hansard)アスパイア(いつかはゆかし)や海外投資を詳しく解説!

ハンサード(Hansard)の特徴③

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ハンサード(Hansard)検証

 

質問3:ロイヤルロンドンのほうがハンサードより有利なの?

 

フレンズ→スタンダードライフ→ハンサード→ロイヤルロンドン→インベスターズトラストと永遠と続いている論争ですが‥‥一つ言えることはどれも一長一短あって完全に有利なものはないと思います。

 

例えばインベスターズトラストはボーナスも含めたら恐らく一番コストは安いと思いますが、ボーナスがもらえる条件が厳しいためクレジットカードのトラブルの回避を含めてずっと継続して、引出しもしない人は有利だと思いますが、本当にできるかなというのが本音です。

 

Man島籍ではないインベスターズトラストのみ本当にとがっているなーという感想ですが、正直それ以外はすべてフレンズプロビデントの派生形でしかありません。

 

特定の年数で切り取った断面図のコスト表です。

投資金額で計算という非現実的な数字ですのであくまで参考です

 

 コスト表 7年目 25年目
ハンサード 19.45万 18.1万
RL360 15.7万 38.2万

 

RL360は満期時にロイヤリティーボーナスがもらえますので途中経過は不利です

 

◆計算の前提 コスト表

 

コスト&ボーナス ハンサード Aspire RL360 Quantum
初期ユニット 初期コスト 7% 6%
コントラクトチャージ 1% 1.50%
累積ユニット コントラクトチャージ 1% 1.50%
ビットオファースプレッド(掛け金) 7.50% 0%
初期ボーナス 最大5か月 最大6か月

積立金ボーナス

(ビットオファーボーナス)

10年目以降5% 850USD以上なら毎月1%
ロイヤリティボーナス 無し ※別表参照
累積ユニットボーナス 毎年0.75%  
固定費 14ポンド 8ドル

 

 

コスト&ボーナス コメント
初期ユニット 初期コスト RLでは毎月0.5%と記載
コントラクトチャージ コントラクトチャージは初期ユニット・累積ユニット通じて発生。RLでは毎月0.125%と記載
累積ユニット コントラクトチャージ
ビットオファースプレッド(掛け金) ハンサードは10年以降は積立金ボーナスと相殺で実質2.5%
初期ボーナス  
積立金ボーナス 1500ドル以上は2%
ロイヤリティボーナス 満期時にもらえるが、停止期間は考慮されない
累積ユニットボーナス 累積ユニットの時価に対して。ハンサードのコントラクトチャージ軽減

 

※ロイヤリティボーナス
運用期間×0.25%
10年 2.50%
15年 3.75%
20年 5.00%
25年 6.25%
30年 7.50%

 

⇒基本初期はロイヤルロンドン、後期はハンサードが有利でロイヤルロンドンは満期時にロイヤリティボーナスで挽回します。残高が増えるほど累積ユニットのコントラクトチャージのコスト負担が重くなります。長期投資ならハンサード、短期ならロイヤルロンドン、20年前後ではほとんど変わらないと思います。

 

◆5万円で7年目に500万円積み立てた場合 (初期の例)

⇒初期ユニットは原価の120万累積ユニットは380万で計算

 

ハンサードコスト

120万×8%+380万円×(1%-0.75%)+5万×7.5%×12か月+14ポンド×12か月=9.6万+2.85万+4.5万+2.5万=19.45万

 

RL360  コスト

初期120万×7.5%+累積380万円×1.5%+8ドル×12か月=9+5.7万+1万=15.7万

 

 

⇒7年目ではハンサードのほうがRL360よりコストが高い

 

◆5万円で25年目に2000万積み立てた場合  (後期の例)

 初期ユニットは原価の120万で計算  累積ユニットは1880万で計算

 

ハンサード コスト

初期120万×8%+累積1880万×(1%-ボーナス0.75%)+掛け金5万円×(7.5%-ボーナス5%)×12か月+固定費14ポンド×12か月=9.6万+4.5万+1.5万+2.5万=18.1万

RL360  コスト

初期120万×7.5%+累積1880万×1.5%+8ドル×12か月=9万+28.2万+1万=38.2万

 

25年目ではハンサードのほうがRL360より安い

 

※ロイヤルロンドンはロイヤリティーボーナスが満期時に一気にもらえます。後半の運用途中では正直ロイヤルロンドンのほうが厳しいと思いますが仕上がりはあまり変わらないと思います。

 

※計算するとフレンズはコストは実はハンサードやRL360より少し高いのですが、停止、引出し、解約の条件が緩く、使いやすい仕組みになっています。逆にハンサードやRL360は継続していた場合は有利ですが、停止や引出し、解約によりコストが上がっていく仕組みです。無理なく続けられる金額が良い金額になります。

 

ハンサードをやっている人に改めてRL360(ITA含めて)を買いなおすように勧めるのは非常に問題がある行為だと思います。

 

どのような積み立て商品でも初期ユニットがコストが高い部分です。

新しく始めるのは初期ユニット期間が2倍でも有利という説明はどのような有利な条件があったとしても無理です。

 

今の積み立てを辞めて新しいのをはじめましょうというのは「絶対に」辞めましょう。