ハンサード(Hansard)アスパイア解体新書2021

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ハンサード・ロイヤルロンドン・インベスターズトラストは税金がかからないのか?

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時々オフショアファンドは非課税だから有利ですと記載があるサイトがある。

 

ハンサード・ロイヤルロンドン・インベスターズトラストは税金がかからないのか?

 

そんなことはありません。

 

ハンサード・ロイヤルロンドン・インベスターズトラストの積み立てシステムからお金を引き出した場合はその時点の利益に対して日本に対して税金がかかります。

 

ただしMan島やケイマン諸島に対しては税金は発生しません。

日本に対してのみ税金が発生するため日本国内のみで完結する分らくちんです。

 

こういうパススルー課税がオフショア投資のメリットなのですが、投資先での非課税と居住地での非課税を勘違いしている人(勘違いさせている人)がいるだけなのです。

 

例えば500万投資していて600万になっていた場合、

600÷500=20%の利益です。

 

その中の120万円を引き出したとしたら、120万÷120%×20%=20万円が利益として申告する必要があります。

 

まあ給料以外のその他の所得が年間20万円以内の場合は申告の義務はないので今回の件はいいと思いますが‥‥

 

オフショア積み立ての非課税はスイッチング時のみ

ハンサード・ロイヤルロンドン・インベスターズトラストの積み立てシステムのいいところは複数のファンドが一つにまとまっているもののため、そのシステムの中で切り替えた場合は税金がかからないことです。

 

これは日本の変額保険の中の特別口座のファンドもスイッチング非課税なので問題はないと思われます。

 

その代わり、ハンサード・ロイヤルロンドン・インベスターズトラストの積み立てシステムは引出しや解約に諸条件があります。もしこれが引き出しや投資金額が自由な場合はただの投資口座となるためスイッチング非課税になる可能性は低くなります。

 

メリットとデメリットは常に両立するものということですね。

 

指示しなくても中身は切り替わることがある

ハンサード・ロイヤルロンドン・インベスターズトラストは投資家の希望を聞いてくれはしますが、最終的な投資判断はハンサード・ロイヤルロンドン・インベスターズトラストが行っています。そのため途中で一部のファンドを償還させて代替ファンドに切り替えることがあります、

 

昔フレンズ社はManAHLをBNY Mellon社のTotal Return Fundに切り替えたことがあります。これは香港当局がヘッジファンドへの規制を強めて、証券会社以外は取り扱いができないようにしたことも影響があるとは思いますが、投資戦略があまりに異なるファンドに切り替わったため、最終的な投資先の決定権が会社側にあることを印象付けることとなりました。もちろん事前に通知していたので、違うファンドに投資した人もいたと思いますが…。

 

まとめ

ハンサード・ロイヤルロンドン・インベスターズトラストの積み立てシステムは引き出しや解約に条件があるデメリットがあるおかげで、スイッチング時非課税というメリットも享受することができる。