ハンサード(Hansard)アスパイア解体新書2021

ハンサード(Hansard)アスパイア(いつかはゆかし)や海外投資を詳しく解説!

ハンサード積立 感情的な投資に陥らないための投資原則とは

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ハンサード積立 感情的な投資に陥らないための投資原則とは

 

資産運用はとにかく感情に左右されるとろくなことになりません。

心が弱くなり、検索してついついハンサードの解約を進めるサイトの言葉を真に受けてしまいます。

 

ハンサードの特徴でも記載しましたがきちんとハンサードを理解していればほとんどの不安は解消されます。

hansard.hatenablog.com

 

多くの投資家が陥りやすい行動心理は学術的にも最近注目を浴びています。

詳しくは行動ファイナンスの記事などをご覧いただくとして、せっかく始めた海外積立を感情に左右されてやめないためのエッセンスをご紹介したいと思います。

  

今回は多くの投資家が陥りやすい2つの心理状況をを掘り下げていきたいと思います。

  1. オーバーコンフィデンス
  2. 認知的不協和

オーバーコンフィデンス

投資家の多くが実力以上に自分自身の能力を過大評価すること

 

因みによくありがちなことが、IFAはリスクコントロールを考えて、一部保守的なファンドを組み入れていることが多いですが、個人でやっている確定拠出年金などは100%株式を組み入れているため、IFAより運用成績が良いときに陥りやすいと思われます。

 

リスク一杯とってれば環境が良ければリターン出ますけど、下げ相場の時は悲惨な環境になるってことが理解できていないのですね。もちろん積み立てなら一時的な下落は問題ないですが、それでも通常は異なる値動きのものを組み込んでポートフォリオを組むことで、下がった後に株式を買う余力を残しておくのも大切です。

 

自分の運用が攻めだけでなく守りのバランスもとれているのか点検してみましょう。

 

認知的不協和

自分が認知している状況と矛盾するような事実に遭遇するとその状況を回避しようとする心理のことです。

 

実は積立投資は認知不協和が起きやすい投資手法です。下がってから上昇するようなV字回復型の投資対象のほうが、スムーズに上がっているものに比べて成績が良い、又は上がって下がっている投資対象の成績が思ったより悪い。

 

こういった積立の特徴をうまく理解できない人は、ハンサードのコストが高いためや、運用が下手なせいと判断するのは認知不協和のせいといえるでしょう。

 

多くの方に言えることはまずはドルコスト平均法の効果をしっかり理解しましょうということです。

 

昨日ご紹介した記事でもあげましたが1990年から世界株に毎月5万円投資していた場合、一時期550万ほど大きく儲かっていたにもかかわらず、2008年に一度赤字になります。そこでやめた人は損して終わりですが、そこから10年継続した人は1100万円の利益でした。

 

10年以上やっていたのに利益が出ないというのは私の行動が間違っていたのだと、積立投資の下がっている時は買いという原理を忘れたゆえの行動です。

 

私たちが行っている投資手法は積立投資です。自分の経験ではなく歴史に学び、株式市場を信じてこそ、最後にリターンが得られるものです。

 

皆が買っている時に買い、皆が売っている時に売る典型的な負けパターンに陥らないよう気を付けてください。

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世界株に毎月5万円投資したときの時価と損益

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世界株(円建て)

 

 

感情に左右されない仕組みを作る

積立投資は感情に左右されない仕組みを作ることが大切です。

 昨日アメリカのFP最大手のイーデルマン社の4つの原則を紹介しました。

 

     長期的に上昇する資産を利用する

     変動(リスク)が大きい資産を利用する

     個別株ではなくファンドを利用する

     同じ商品を継続して利用する。

 

これは感情に左右されない仕組みづくりを作ることにつながっています。

ポートフォリオを変更するときはルールを作って、そのルールにのっとって変更するようにしましょう。むやみやたらに市場の予測をしても当たるとは限りません。2018年はほとんどのアナリストが外れてしまいました。

 

diamond.jp

 

積立投資は景気が悪いときに安く買った株式が、好景気になったときに花開く運用です。20年から30年積立していれば1回から2回の不景気に遭遇し、その結果十分なリターンを期待できるものなのです。

 

正直積立投資で一番大切なのは出口戦略です。あまり途中で一喜一憂しないように感情をコントロールすることを覚えることが大切です。

 

みなさんが感情に流され、合理的な行動ができないのは人間の本能的な部分なので仕方ない部分もあります。しかし事前にその特徴を理解していれば怖くはありません。さらに詳しく知りたい方は参考のURLを付けておきますので読んでみてください。

 

fstandard.co.jp