ハンサード(Hansard)解体新書 

ハンサード(Hansard)(いつかはゆかし)や海外投資を詳しく解説!

ハンサードファンド概況2019年8月

f:id:hansard:20190415192626j:plain


 

本日はファンドの上位を見ながら市況を確認していきましょう。

 

ハンサード解体新書の読者ならわかると思いますが、積み立て投資は成績のいいファンドを買えばよいというわけではなく、成績が良くなる前に買っているかどうかが重要です。

 

成績良いから今上がっている銘柄を買えばいいんだという短絡的な行動はお勧めしません。

 

基本的にこのような市場が混乱しているときにどういったものが上昇するのかを学び、今後の投資戦略に役立てるために確認していってください。

 

8月19日時点のハンサードアスパイアーのファンド直近1か月成績、トップ10です

 

 

Code

Name

内容

1か月リターン

1 MC147 HIL BlackRock World Gold 金山株 8.36
2 MC151 HIL Pictet Physical Gold USD 金地金 8.35
3 MC125 HIL Man Ahl Diversified ヘッジファンド 3.34
4 MC242 HIL Fidelity Global Corporate Bond Fund … 世界債券 2.01
5 S01 HIL Swedish Fixed Interest (Nordea Swedi… スェーデン債券 1.96
6 XE01 HIL European Fixed Interest (Morgan Stan… 欧州債券 1.88
7 MC247 HIL Pimco Global Investment Grade Credit… 世界債券 1.85
8 MB06 HIL Investec European High Yield Bond 欧州ハイイールド債 1.75
9 C07 HIL Intl Bond (Invesco Bond) 世界債券 1.69
10 C03 HIL US Fixed Interest (Pimco Total Retur… 米国債 1.21

 

こちらはハンサードアスパイアのファンドの1年間の成績トップ10です。

 

 

Code

Name

内容

1年リターン

1 MC147 HIL BlackRock World Gold 金山株 45.55
2 MC151 HIL Pictet Physical Gold USD 金地金 27.54
3 MC125 HIL Man Ahl Diversified ヘッジファンド 17.94
4 MC148 HIL Neptune Russia USD ロシア株 16.01
5 MX01 HIL JP Morgan Emerging Europe Equity 新興国 14.89
6 MC251 HIL Invesco Emerging Europe Equity USD 東欧株 10.53
7 MC195 HIL Aberdeen Standard Select Emerging Ma… 新興国 9.17
8 MC184 HIL Emirates MENA Fixed Income USD 中央アジア北アフリカ債券 8.86
9 MC198 HIL Alquity Latin America USD 南米株 8.07
10 XE01 HIL European Fixed Interest (Morgan Stan… 欧州債券

7.99

 

1年でも1か月でも上位3つは変わりませんでしたね。

金関係とヘッジファンドです。

 

1か月のほうでは債券が多く、1年ではロシアや南米などが上位に来ているようです。

債券の上昇は金利の低下によって起きています。

 

アメリカが利下げを行い、さらに今後の継続的な利下げが織り込まれる形で長期金利を中心に世界的な低金利下が進んでいます。

 

その様な中で短期的に債券ファンドが上位に来ているものと思われます。

 

ブラジルはボベスパ指数が、2016年の4万ポイントから現在は10万ポイント近くまで、2.5倍に増えています。

 

ブラジルはインフレ率が高く、現金などで持っているより株で持っていたほうが良かったという国な気がします。指数ほどにはドル建てや円建てでは儲かっていませんが、最近のインフレ率の安定化により株価指数の上昇が、他国通貨建てでも堅調に上昇するようになってきています。ただし最近また通貨安が進んでいるため、今後の進捗には注意が必要かもしれません。

 

「金に投資するのは円に投資するのと一緒である」という主張する人もいるようですが、金と円の兌換は停止していますので、一緒なわけありません。金はコモディティとして、需給要因が強いのですが、連想で景気後退期には買われる傾向があります。

 

特に金利低下時は金の相対的な投資の魅力が上がりますので、現在は上がっていると思われます。今後インフレが加速してきたら、その魅力は一層増すと思われます。

 

金とヘッジファンドについては以前記事を書いているので読んでみてください。

 

hansard.hatenablog.com

 

 

hansard.hatenablog.com

 

 

 

※ブレトンウッズ体制の下では、金とドルの兌換を保証し、多くの国は米ドルとの固定相場制度を取っていました。日本も1971年のニクソンショックの前は米ドルとの交換を保証していました。変動相場制が採用されたあとは金と通貨の連動性はありません。ちなみに日本人も海外の銀行口座などが自由に持てるのは1998年頃の入ビッグバン以降です。たまたま香港の返還時期と同じで、海外フライトが2000年くらいに流行ったのは、タイミングが重なったのがあるかもしれませんね。橘玲マネーロンダリング入門はなかなか興味深い本だと思います。マネーロンダリングは物語で単純に面白いのでお勧めです。

 

マネーロンダリング入門―国際金融詐欺からテロ資金まで (幻冬舎新書)

マネーロンダリング入門―国際金融詐欺からテロ資金まで (幻冬舎新書)

 

 

 

マネーロンダリング (幻冬舎文庫)

マネーロンダリング (幻冬舎文庫)

 

 

■景気後退期に上がりやすいもの(今回の景気後退だけでなく一般的な景気後退期)

 

○債券→信用リスクの低い、格付けの高い債券

ヘッジファンド→ManAHLのようなトレンドフォロー型は景気後退期に強い。

○高配当銘柄→インフラ、製薬関係等景気循環に影響を受けにくいもの

○金→金利下がると人気が高まる

○不動産リート

→①借金して不動産投資するときの利息が下がる

→②フリーリスクレートと家賃利回りの差が広がるため

 

■今回の下げ相場

景気後退前の下げ相場→製造業は不況だが、サービス業は好調

→新型デカップリング論(以前は新興国と先進国は連動しないだったが今回は、製造業とサービス業の非連動性を説明)

 

■日本の消費税増税

現状は消費税前の駆け込み需要がみられていない。上昇幅が前回に比べて小さい他、ポイント還元などの施策も検討されているためか穏やかな消費状況。また前回が消費増税のほかに中国発のチャイナ・ショックに伴う、内需と外需の複合的な調整だったのに対し、今回は世界的な情報関連財の在庫調整に米中通商摩擦激化が重なったことによる外需主導の調整だったことによって、内需への波及が限定的になっていると推察される。

 

今日はここまでにしましょう