ハンサード(Hansard)アスパイア解体新書2021

ハンサード(Hansard)アスパイア(いつかはゆかし)や海外投資を詳しく解説!

海外積み立てにビットオファースプレッドがある理由

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今日はマニアックなお話です。

 

ハンサードだけでなく、フレンズやロイヤルロンドン、スタンダードライフまで、基本イギリス系の積立投資においては「利用するかどうかは別として」、ビット価格とオファー価格が別に設定されています。

 

これは日本の投資信託と異なり、イギリスの投資信託は価格が決まる前に買い付けするのが一般的だったからです。

 

どうゆうこと?となりますよね。

 

例えば日本の投資信託の場合、3時までに注文を出すことで注文ができます。ただし、注文した時には「価格が分からない」状態で購入します。買いつける基準価格は、注文した後、翌営業日またはよく翌営業日に分かるようになっています。

 

しかしイギリスでは違いました、注文した時に投資信託の価格は決まっているのです。しかし実際には注文した時には投資信託の価格は決まっておらず、市場の1日分、値動きしてしまいます。そこであらかじめビットオファースプレッドという価格の差を作ることで、値段が多少動いても問題が無いようにしていたというわけです。

 

つまりイギリスは投資信託を事実上前日の価格で購入できたため、価格を調整する目的でビットオファースプレッドを作っていたのですね。

 

今は投資信託を金額指定で買うことができますが、昔は口数指定しかできませんでした。そうした時代に、翌日に金額がずれていた・・・というのは都合が悪かったのです。

 

そういうわけで、イギリス系の海外積み立てには、ビットオファースプレッドが利用されるかどうかおいておいて、ビット価格とオファー価格設定されているのですね。

 

このブログを読んでいれば、そこら辺の無資格仲介業者より詳しくなりますよ!というお話でした(笑)

 

※当ブログでは特定のIFAを紹介することはありません。ただし無資格の業者は多くの投資家を不幸にしてきたため応援することはありません。IFAのスイッチングも多くの場合運用成績の低下につながると思いますので、当ブログ+今のIFAで十分長期的に積立投資でリターンが出ると思います。