ハンサード(Hansard)アスパイア解体新書2021

ハンサード(Hansard)アスパイア(いつかはゆかし)や海外投資を詳しく解説!

ハンサードファンドMC208 HIL Franklin High Yield USD

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ハンサードファンドMC208 HIL Franklin High Yield USD

 

今日紹介するファンドはハンサードアスパイアで選べるハイイールド債ファンドとなります。

 

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HIL Franklin High Yield USD

 

このファンドはなんと1969年から運用開始しており、50年以上の実績のあるファンドとなります。設定来リターンは平均で7.63%となっており、直近10年が6.76%となっています。

近年の低金利下も含めれば、今後10年の期待リターンはもう少し下がり、3%~4%ほどになるのではないかと思います。

 

50年前に投資してれば、38倍になっているとのことですので、長期投資の効果がよくわかりますね。一時的に下がったからといって売るのはもったいないと思います。

 

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債券の平均残存期間は2.86年となっており、そこまで長期債ではないので、最悪満期まで債券を持つことで、債券価格のマイナスを穏やかにすることもできそうです。

 

◆投資タイミングは?

 

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ハイイールド市場

米国長期金利が下がる時期はハイイールド債の金利が下がっていることが分かります。

 

また近年デフォルト率が上がってきていることも要注意です。デフォルト率が5%近くまで上がると、ハイイールド債の金利も上昇し、債券価格が差額傾向があります。

逆にデフォルト率が2%ぐらいの時期は価格のピークであることも多く、今後デフォルト率の上昇を市場がどのように織り込んでいくのが要注意なタイミングといえそうです。

 

ファンドをポートフォリオに組み入れるタイミングとしては、前半よりは中盤くらいから重要度が増すファンドです。株との分散投資効果が期待され、近年の新興国の通貨の値動きの荒さからすると、市場規模の大きい米国のハイイールド債券を中心に投資したほうが、安定性を期待することができると思います。

 

近年の超低金利下で、格付けの低い債券市場は拡大しており、市場関係者の中では懸念を持っている人もいますが、現状の金融緩和環境ではイールドハンティング目的でハイイールド債のニーズは今後も一定以上あると考えられ、比較的穏やかな相場が続くとかんがえられます。