ハンサード(Hansard)アスパイア解体新書2021

ハンサード(Hansard)アスパイア(いつかはゆかし)や海外投資を詳しく解説!

ハンサード社アスパイア⑦手数料

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2019年にハンサード・インターナショナル・リミテッドは日本で金融商品(2項有価証券)として登録されました。以前は商品説明資料をそのまま邦訳して商品を説明しましたが、今度は日本で登録された内容について9回にわたって案内していきます。

 

 

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【手数料等及び税金】

              (1)【申込手数料】

本書の日付現在、本契約において、申込手数料はありません。

ただし、ハンサード・ユニットファンドのユニットのオファー価格とビッド価格の差額が、事実上の申込手数料としての性質を有します

 

契約加入者が払い込んだ積立金があらかじめ指定した配分に従って各ハンサード・ユニットファンドのユニットとして口座に勘定される際には、オファー価格を基準として計算されたユニット数が口座に配分されますが、口座に配分された各ハンサード・ユニットファンドのユニットを評価する際には、オファー価格よりも割安なビッド価格を基準として契約総額が計算されます。オファー価格及びビッド価格の詳細については、前記「2 投資方針 (1) 投資方針 ④ 運用の形態 () ハンサード・ユニットファンドを通じた投資対象ファンドに対する投資の仕組み」をご参照ください。

 

              (2)【払戻し手数料】

本書の日付現在、本契約において、払戻し(解約)手数料はありません。

ただし、①中途解約での解約返戻金の対象となるハンサード・ユニットファンドのユニットが累積ユニットに限られているために、当初ユニット及び満期ボーナスユニットについては解約返戻金が支払われないこと、並びに②本契約の締結日から2年以内に解約した際に解約返戻金が支払われないことが、事実上の払戻し(解約)手数料としての性質を有します。

 

中途解約での解約返戻金の対象となるのは累積ユニットのみであり、当初ユニット及び満期ボーナスユニットは解約返戻金の対象となりません。当該解約返戻金は、本契約に割り当てられた累積ユニットのビッド価格に基づき計算されます。したがって、当初ユニット及び満期ボーナスユニットの価格が事実上の払戻し(解約)手数料としての性質を有します。

また、契約加入者は本契約において、ハンサードインターナショナルによる2年分の定期積立金の受領の後でのみ解約返戻金の権利を得ることができます。したがって、2年分の定期積立が行われた後の解約の場合の解約返戻金の額は、当該契約に配分される累積ユニットのビッド価格と同額になり、当初ユニット又は満期ボーナスユニットに対しては解約返戻金は支払われません。

 

              (3)【管理報酬等】

各本契約には、ハンサードインターナショナルへのハンサード・ユニットファンドの運営の対価として、本契約の規定に従い計算される年間管理手数料が課されます。

ハンサードインターナショナルは、各契約加入者に配分されたすべてのユニットについて、当該ユニット価格総額(保有するユニットの価値の総額をいいます。以下同じです。)の1%の合計に相当する年間管理手数料を課しています。ただし、当初契約期間中に契約加入者に配分される当初ユニットについて、ハンサードインターナショナルは本書の日付現在、当初ユニットの価額の7%に相当する年間管理手数料を追加して課しています。したがって、当初ユニットに課される年間管理手数料は、満期までの契約期間中を通じて当初ユニットの残額の8%となります。

当初ユニット及び累積ユニットに関する年間管理手数料は、ユニット価格の計算の都度、ユニット価格に反映されます。

年間管理手数料を控除することに加え、各ハンサード・ユニットファンドのユニット価格は、ハンサードインターナショナルによるハンサード・ユニットファンドごとの費用(財務費用、マーケティング費用並びにCIL及び受託会社への費用を含みます。)として年率0.3%から0.4%を控除して計算されます。

 

              (4)【その他の手数料等】

本契約に関する各種サービスをハンサードインターナショナルが提供する対価として、本書の提出日現在、各本契約については1か月当たり14.00英ポンド(約1,917円)(注1)(払込済契約(注2)については1か月当たり16.50英ポンド(約2,259円))の割合で年間サービス料がかかります。サービス料は、本契約の別紙1に規定されており、毎年見直されます(通常毎年7月1日)(注3)。サービス料が増額された場合、当該変更は本契約の別紙1の改定として反映されます。

(注1) 英ポンドの円貨換算は、別段の記載のない限り、2019年6月末日現在のブルームバーグ社から提供された国際為替市場での仲値(ニューヨーク時間終値:1英ポンド=136.951円)によります。以下同じです。

(注2) 契約者は、本契約の開始日から2年が経過する日(同日を含みます。)までに支払期日が到来した全ての定期積立をハンサードインターナショナルが受領したこと及び本契約に割り当てられた残存累積ユニット額が最低累積ユニット額未満でないことを条件に、本契約を払込済契約に転換でき、転換以降は定期積立金の支払いを免れることができます

(注3)  2018年7月1日~2019年6月30日の間は、1か月当たり13.50英ポンド(約1,848円)(払込済契約については1か月当たり16.00英ポンド(約2,191円))となっていました。

 

サービス料の支払いは、累積ユニットから控除する方法により充当されます。本契約において、当初契約期間中は累積ユニットは発生しません。そのため、累積ユニットが当初期間終了時に本契約に配分された時点で、当初契約期間中に支払期限が到来したサービス料は一括して、累積ユニットから控除されます。契約加入者のユニット勘定内の累積ユニットが当該課金日において支払われるべき手数料の全部又は一部に満たない場合、不足額は翌課金日に繰り延べられます。

 

投資対象ファンドは、それぞれの定款その他の設定証書の記載に従い、投資対象ファンドの設定、運用、販売及び買戻しに関する各自の手数料(弁護士費用、監査費用等を含みます。)を課します。これらの手数料は、契約加入者に配分されたユニットの価格に反映されますが、投資対象ファンドに対してハンサードインターナショナルの支配が及ばないため、本契約の期間中通知なく変更される場合があります。

 

本契約の規定上、ハンサードインターナショナルは、マン島での運営を行う上で、法定の契約加入者保護制度(補償スキーム)の運用に関連して、ハンサード・ユニットファンドからの(ハンサードインターナショナルが適切と考える)控除並びに本契約によって支払われるべき給付金からの控除のどちらかあるいは両方を随時行う権利を有します。補償スキームに関する補償費用の徴収の詳細については、前記「3 投資リスク (1) 投資に関するリスクの特性」をご参照ください。

 

契約加入者が行うスイッチング取引にかかるスイッチング手数料は、本契約の別紙1に規定されています。本書の日付現在、毎年1回目のスイッチング取引にはスイッチング手数料はかかりません。当該年に2回目以降のスイッチングにつきましては、スイッチング1件当たり手数料(現在45英ポンド(約6,162円))が課されます。適用されるスイッチング手数料の計算にあっては、取引当たりのスイッチング数は、(i)解約したハンサード・ユニットファンドの数、又は(ii)新たに選択したハンサード・ユニットファンドの数のいずれかの大きい数とします。スイッチング手数料の支払いは、累積ユニットから控除する方法により充当されます。但し、スイッチングをオンラインで行う場合には手数料はかかりません。