ハンサード(Hansard)アスパイア解体新書2021

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ハンサード (Hansard)ファンド分析 ④ MX13 HIL JPM Europe Dynamic Technologies EUR

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MX13 HIL JPM Europe Dynamic Technologies EUR

本日ご紹介するのはヨーロピアンテクノロジーファンドです。

非常に成績のよいファンドで直近10年の平均リターンは18.28%(2019年1月末時点)という実績です。インデックスを上回る実績ですね。

 

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残念ながら昨年の2018年は10%マイナスでしたが、その前は27%プラス、3%プラス、27%プラスの後ですから仕方ないですね。

成長企業は前回の安値までなかなか下がらず、下値が切りあがっていくことが多いのであまり売買は向きません。
基本は長期間積み立てができる間は買い続けるのが基本戦略となりそうです。

しかし満期が近づくにつれ暴落に巻き込まれないように投資割合を下げていくのが良いと思います。

製造業は安い労働力に移行していきあましたが、今後は単純なパソコンの作業はAIに代替されていくと考えられますので、ますますIT産業の生産性は上がっていくことが予想されます。

今後10年くらいはAI(情報入力と読み取り技術の発展)により、情報からの新しい価値が想像されていくと思われます。現状アメリカばかりに注目が行きますが、このJPMorganヨーロピアンテクノロジーファンドを見ればヨーロッパ企業にも魅力が感じられるのではないかなーと思います。

 

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投資先はSAPやノキアエリクソン等大手どころに投資しており、比較的集中投資をしているようです。また国別ではイギリス、フランス、オランダを減らして、スェーデンやフィンランドのような北欧と、スペインの投資比率を高めているようです。

 

スペインは失業率がかなり高いので意外ですね。

 

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現状はITソフトウェアを減らして通信を増やしています。

これは5G通信の導入がまじかになってきており、関連の通信企業は今後の収益が見込まれます。

 

また設備更新を強制的に行わなければいけないという、需要の創出面やその金額面から当分ン間は運用のメインとして組み入れるのは良いのではないでしょうか?

ただし5G導入が終わり次第銘柄は通信から変わっていくことが予想されます。

しかしその後はIOT関連としてソフトウェアサービスの発展が見込まれます。

 

今後またテクノロジーは魅力的な投資先になるのではないでしょうか。

 

 

◆スペイン

 

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政府は 2018 年の実質 経済成長率を 2.3%と予測しています。現状は景気と雇用は堅調であることに変わりはありませんが、消費ブームの一服で個人消費が鈍化する上、カタルーニャ州の独立問題による先行き不確実性が影響し、前年に比べて 0.8 ポイント減速する見込みです。

スペイン中銀の分析によると、欧州中央銀行(ECB)の量的緩和が縮小され 2018 年秋に終了が予定されていることや、原油価格の上昇、不況後の雇用回復に支えられた消費ブームの一巡などにより、今後は耐久消費 財などを中心に短・中期的に消費が落ち込むと予測されています。 またカタルーニャ州の独立問題により、2017 年第 4 四半期から同州の小売りや住宅需要、観光関連 の指標が鈍化しており、政府予測の下方修正には主にこの影響が織り込まれています。

 

 

まとめ

  • あまりなじみのないヨーロッパテクノロジー企業も株価はかなり堅調
  • 今後の5G関連を多めに投資しており魅力的な銘柄選択
  • リスクは高いので前半の運用がお勧め