ハンサード （Hansard）投資家のためのインド入門

インド基礎データ（中国対比）

	GDP	人口	経済成長率	政策金利	インフレ率
中国	13608	1395.38	6.20%	4.35%	2.70%
インド	2726	1283.6	5.80%	5.75%	3.18%
	失業率	財政赤字	政府債務	経常収支
中国	3.67%	-4.20%	50.50%	0.4
インド	6.00%	-3.42%	68.70%	-2.3

 

インドは人口13億人、中国は14億人なので、世界2位の人口大国です。

経常収支が歴史的にみて赤字のため、ここが黒字になってくると通貨も安定してくると思います。近年の中国とアメリカの争いにより、インドの重要性は加速度的に増してくると考えられ、今後インド株を組み入れることは良い選択肢になると考えられます。

インドは一人当たりの給料は年間20万円弱といわれ、日本に比べたらまだ所得水準が1/20の国です。

インド経済

インドでは、5月末に第2次モディ政権が発足しましたが、公的支出と消費支出の両方が2018年末以降急激に落ち込んだため、インド経済は実質GDP成長率を減速させ続けました。 総選挙前の政策の空白に加えて、信用収縮の拡大（信用収縮）が大きな要因です。 不良債権は国営銀行を中心とした金融機関に多く蓄積されており、貸出を拡大している大手ノンバンクでも債務不履行が発生し、信用不安が拡大していると言われています。 一方で、金融の透明性と消費を向上させるための措置の浸透がまだ進行中であるため、この状況は一時的であるとも考えられています。

インドの予算案は財政再建優先

インド財務大臣は、7月5日に2019/20年度（2019年4月 - 2020年3月）の予算案を国会に提出しました。2月の予算案は財政赤字の3.4％でしたが、今回はは3.3％に縮小して設定されました また、予想を超える経済的措置はとられませんでした。 モディ政権は、2020/21年度に財政赤字対GDP比を3.0％まで引き下げる意向であり、財政再建を優先する意向を示しています。

自動車販売は歴史的な落ち込み

2018年第4四半期（2019年1月 - 3月）の実質GDP成長率は前年同期比5.8％となり、3四半期連続で2018年第1四半期（2018年4月 - 6月）は8.0％に達する。その結果、2018年通年のGDP成長率は6.8％（推定値）となり、2013年の6.4％から最低水準となりました。景気低迷を顕著に示しているのは自動車販売の減少です。 5月の乗用車販売は239,347台（前年同月比20.5％減）で、4月に続いて2桁の減少、そして過去18年間で最大の減少となった。

政策成果の波及には時間も必要

「最近の経済成長の鈍化はこれまでのところであり、決して珍しいことではない」との声が複数の金融当事者の間で聞かれてきた、と政府は必要な措置を講じた。 「具体的には、2016年には大金紙幣の廃止によりブラックマネーは根絶され、2017年にはGST（物品サービス税）の導入により企業会計税の課税が行われることになる。低所得者への支援や農家への補助金の拡大も、消費を刺激する効果があると考えられています。今後の短期的な動向については、2019年度の予算案が間もなく発表されるのを待っていたいのですが、主要な金融緩和や消費など、現状をすぐに改善するための効果的な薬はないと思われます刺激対策。新聞の報道に悲観的な口調はありませんが、将来の動向に注目する必要があります。　　　　　　

ハンサードに採用されているインドファンド一覧

コード	ファンド名	1か月	1年	3年	5年
MB72	HIL Kotak India Midcap GBP	0.98	3.21	-	-
MC200	HIL Alquity Indian Subcontinent USD	-3.63	-19.53	10.41	21.03
MC228	HIL Franklin India USD	1.89	-0.59	-	-
MC231	HIL Kotak India Midcap USD	0.45	-3.5	-	-
MC233	HIL PineBridge India Equity USD	1.65	0.29	-	-
MC246	HIL Invesco India Bond USD	4.33	5.97	-	-
MC52	HIL JPMorgan India	0.08	-1.91	6.25	17.81

 ※インベスコのインド債券ファンドはチャートには載せていません