ハンサードファンド分析2020年 MB79 Threadneedle UK Smaller Companies Fund
お久しぶりです。本日はThreadneedle UK Smaller Companies Fundを紹介します。
相変わらず「解約させたい業者」が跋扈していますのでいくつか参考記事を載せておきます。解約させたい業者は大体「情報商材屋」であることが多く、金融の知識がないため、不確定な将来に対して「断定」的な記載であったり、「必ずもうかる」と書いていたりするのですぐわかるのですけどね。
■業者編
■積み立て投資編
************************************
今回はスレッドニードルの英国小型株ファンドの紹介です。
このファンドも1997年から運用実績があり、長期投資していれば5倍に増えています。
ただし直近はコロナショックもあり大きく下がっていますね。
「長期投資」においてリターンを出しやすい手法が2つあります。
一つはバリュー株投資、そしてもう一つがグロース(成長)株投資です。
その他に大型株小型株の分類があり、今回は小型成長株投資のファンドとなります。
「このファンドは、持続可能な経済的リターンのある優れたビジネスを探して、堅牢な投資プロセスを採用した英国のスモールキャップ・ファンドです。
このような投資家は、評価に関わる規律と並行して、資本の価値と成長の機会の両方に目を向けています。
ポートフォリオ・マネージャーは、経験豊富な経営陣に投資し、資本配分を規律正しく行うことで、バリューとグロースの両方の機会を探しています。
当ファンドは、明確で再現性のある投資哲学を堅持しています。アルファは、調査に基づいたボトムアップ型の銘柄選択から導き出され、より広範な企業のマクロ分析やテーマ別分析の要素を取り入れています
英国の中小企業株式市場は非常に非効率的であり、短期的な利益は企業の基本的な価値を反映していないと私たちは考えています。
ファンダメンタルズ分析と優良企業への長期投資を通じ、60~70銘柄からなる分散型ポートフォリオを構築しています。」
このファンドは英国小型株ファンドインデックスと比較していくつか特徴的なポートフォリオとなっています。
まず第一に金融の割合が小さいこと、そして不動産の割合もちいさいことです。
反対にITや通信関連の割合を多くしており、その差がインデックスとの成績の差につながっています。
上位10銘柄もインデックスに採用されていないような銘柄も多く、かなりボトムアップ方式の運用と思われます。
なかなか個人投資家が「小型株がいい」ということは無いと思いますが、まだ運用期間が10年以上あるようでしたら、一部組み入れてみるのもよいのではないでしょうか?
イギリスはM&Aが活発な国で、日本やアメリカの様に「他国に買収された!」といったように起こることもほとんどないため、小型銘柄も選別がんがあればなかなか面白い国です。何より決算報告書が英語で、国際会計基準にのっとっており、海外投資家が決算書を読めるという点だけでも資金が集まりやすいと言えます。