ハンサード(Hansard)アスパイア解体新書2021

ハンサード(Hansard)アスパイア(いつかはゆかし)や海外投資を詳しく解説!

ヘッジファンドファンド分析 MC244 HIL Invesco Global Consumer Trends USD

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本日紹介するファンドは Invesco Global Consumer Trendsです。

 

このファンドは、個人の嗜好品に関連する製品およびサービスの設計、生産または流通に主に従事している企業へ投資します。 

 

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チャートを見るとインデックスよりは良い実績になっていることが分かりますが、タイミングによっては大きくマイナスになっている時期もあります。

 

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各年別の実績では昨年は大きくインデックスに負けてしまいましたが、今年に入ってから挽回している状況が分かります。2017年は34%プラスと絶好調でした。その反動が2018年に来たということでしょう。

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左がトップ10銘柄、中央がインデックスより多く組み入れている銘柄、右が投資割合を引き下げている銘柄です。 組み入れ銘柄数は67銘柄で、適度な分散投資が行われています。今まで紹介した中で一番集中投資していたのはギネス社のイノベーションファンドで、それは33銘柄でした。それに比べると倍くらいの銘柄が組み入れられています。

 

投資比率を上げている銘柄

 

アリババ 5.7やNetflix 3.5、任天堂 3.2、Facebook 'A' 2.1などはおなじみのメーカーですね。

ノルウェージャンクルーズライン 2.8は名前の通りノルウェーのクルーズ観光を行う会社です。また インテルサット 2.7は、アメリカ合衆国や日本など11か国の参加と140ヶ国以上の通信事業者が出資して、1964年に発足した国際機関です。


ロウズ 2.7はアメリカ合衆国の住宅リフォーム・生活家電チェーン、ユービーアイエンターテインメント 2.4はフランスに本社を置くコンピュータゲームの開発・販売会社
G-IIIアパレルグループ 2.3はアパレル、テイクツー・インタラクティブ 2.2もテレビゲームとその周辺機器を開発・製造・販売するアメリカ合衆国の企業となっています。

 

アリババやネットフリックス、任天堂、その他ゲーム会社等に比較的個人と関わり合いの高い銘柄を選んでいるのが特徴的です。

 

こうした個人の嗜好品は景気が良い時ほど売り上げが上昇する、景気敏感銘柄といえそうです。ネットフリックスといえばアカデミー賞映画『ROMA/ローマ』が3部門受賞するなど、近年自社制作映像で勢いのある会社です。

 

この銘柄は景気敏感銘柄を組み入れているため比較的リスクは高めに位置する銘柄です。イメージ的には先進国株と新興国株の間位、テクノロジーより少し安定位のイメージの立ち位置のファンドですね。

 

前半に積極的に運用するときは組み入れ、後半に行くにつれて減らすとよいでしょう。

 

 ◆参考記事

 

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