ハンサード投資家も知るべき、インデックスファンドVSアクティブファンド
週刊エコノミストで「どちらが有利か インデックスvs.アクティブ運用成績表」というのが出ていましたので、確認していきたいと思います。
インデックスもアクティブも得意・不得意があるので確認していきましょう。
エコノミストのデータによると米国株と先進国株以外はアクティブ運用のほうがインデックスよりも平均リターンが高いという事実が明らかになりました。いうほどコストと運用成績に差が生じることがないことが分かったかと思います。
市場の効率性の高い米国株などの先進国株はインデックス投資が良いのは事実だと思います。
ただし米株でも小型株投資等を利用することで代表的なS&PやNYダウなどのインデックスを超えること自体は可能だと思います。新興国や小型株市場のように市場参加者が少なく、効率性の低い環境では十分アクティブファンドが勝つ可能性が高まります。
インデックス投資家のコストが高いと成績が悪い論は運用の内容が全く同じならコストが安いほうが良いという意味で、運用の中身が異なれば、コストが高いことがすぐ成績が悪化することにはつながりません。
運用知識のないFPが証券会社との違いを強調するために過度にコスト話をしますが、「証券会社が問題なのは回転売買」によりリターンが削られることで、信託報酬が高いということと同一視するのは全くのナンセンスです。
成績のよいファンドを調べたことがないため生じている悲しい現象だと思われます。
「リターン-コスト=運用成績」となりますが、多くのわかりやすい本が書いてある通り、コストが高いほど運用成績が下がるという単純な構造にはなりません。コストがリターンの上昇を伴うコストだった場合、運用成績の悪化につながらないためです。
同じインデックスの場合、コストが高いほど成績が悪化していることが綺麗に表示されています。これはコストが高いのは悪いんだ論者の説明の通りです。
一方インデックスに限らない10年以上運用実績がある156本の投資信託の分析では信託報酬と運用成績での相関性はほとんどないことが確認できます。
そもそもなぜ事実と異なる情報が信じられ、世間にインデックス投資良いという情報がが広まったのか、これは「過度なマーケティングメッセージ」と「説得力のある名著」のせいだと思われますが、今後名著を紹介しながら、投資中級者がはまるインデックスの罠をご案内していこうと思います。
インデックス投資の良い点を知ると、それ以上勉強しなくなるので、上級者に行けなくなるということなのですが、投資の道はまだまだ先があります。インデックス最高で立ち止まらないでくださいね。
昔はデメリットを知っているうえでインデックス投資を進めるのも悪くないなーと思っていましたが、最近は運用の知識がない人が自信満々にインデックスを進めるので、多くの誤解を与え、少々行き過ぎかなと考えています。
ひとまず皆様を一度中級者へ、インデックス投資好きまでご案内しますので、乞うご期待です。
ええ、書いていて思いましたがもうハンサード直接関係ないですね。ただハンサードをやるというのは投資をするということですから運用の知識を得ることは重要なことですよ!!
ただ次回は別の話でちょっと寄り道したいと思います(笑)
***過去記事紹介***
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