ハンサード(Hansard)アスパイア解体新書2021

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ハンサード投資家のためのコアサテライト運用

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今回はポートフォリオの作成方法としてコア・サテライト運用を紹介しよう。

 

積立投資は通常同じ銘柄を継続して投資するドルコスト平均法の効果を利用しながら運用することが前提となる。

 

その場合、最初、又は変更したポートフォリオは長期的にはリバランス以外は変更しない、または一部攻めの部分の変更にとどめるように作成しなければならない。

 

銘柄をころころ変える時点で「感情をコントロールする」という積立投資のメリットを放棄している素人運用か、本気のプロの運用のどちらかで、その間には大きな差があるといえるだろう。

 

しかしどうしても売買したい気持ちが出てしまう人には、コアサテライト運用が良いと思う。

これはもうコア資産は絶対に売らないと誓いを立てる手法だ。その代わりサテライトはある程度柔軟に切り替えてよいので、切り替えたい欲求に対応できるだろう。

 

コア資産⇒メインとなる資産で、基本的に売買の対象とならない。通常はS&P500や

     TOPIX、世界株インデックスなどを利用する

サテライト資産⇒サブとなる資産で、基本的にコア資産に足りない特徴を補う資産

        複数組み入れる。またリスクコントロールも基本的にこの部分で行う

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もともとコアサテライト運用はアメリカで税引き後リターンを最適化するために、できるだけメインの投資対象は売買せず、サテライト部分でリスクをコントロールすることを主眼とした運用手法である。

 

コアサテライト運用はメイン資産を選ぶことで運用のストーリーを描きやすいことからアメリカのFPに特に好まれて利用されている。

 

例えば

コア資産:S&P500 60% (経済成長の教)

サテライト資産:小型株 10%(大型株に足りない成長株)

        資源株 10% (インフレ対策)

        新興国株10% (新興国の成長性)

        米国債 10% (リスクコントロール

などそれぞれに目標を作ることができ、全体として抜けを少なくすることができる。

 

ただしこの運用はメインがこけるとすべてが終わるといっても過言ではない。

バフェットは米国株を買っておけばいいといってはいるが、彼も20年後は想像できないだろう。

 

私は今後米国1強の時代から中国も含めて2強の時代に入るにつれ、世界の経済圏の最終消費地が米国から中国に移行し、中国依存の世界経済が到来する可能性も十分あると考えている。

 

メインは別に一つではなく複合的なものでもよい。

例えば米国株30%+中国株30%を中心に据えてもよい。

 

担当のIFAがパターンオーダーではない運用会社の場合は相談の上、自分のコアサテライト運用を行うのも面白いかもしれない。ただその時はアドバイザーの意見も考慮したほうが確率的には良い結果となるだろう。

 

おそらくアドバイザーは相関性分析などや長期のリターン環境から、より良い提案をしてくれるはずだ。

 

ポートフォリオを頻繁に変えることは運用ではない。

くれぐれも長期利用するポートフォリオを作成していると肝に銘じて作成しよう。

 

※ちなみにすでに運用しているポートフォリオがあると思う。

なぜそのポートフォリオなのか担当IFAに相談してみるといいだろう。

自分の考えだけでなくIFAの考えも知ることが、個人投資家が運用が上手になるきっかけになるだろう。

 

ちなみにこの運用手法は本来一括投資用に利用されており、サテライト部分は結構変更することが想定される。ただ積立の場合は、同じ銘柄を時間をずらして投資することでリスクを下げるため、売買してリスクコントロールするのとは視点が異なります。うまく折り合いをつけて運用するといいでしょう(ドルコストとしてはあまり変更しないほうがいいが、コアサテライトなら変更したほうが良い)

 

今日はですます調ではなくなってしまった(;^_^A

 気にしないでください。引き返すのがめんどくさかった。

 

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