ハンサードファンド分析HIL UK Sterling Growth (Fundsmith Equity) (B10)
ハンサード投資家の皆様お待たせしました。久しぶりの記事更新です。
さて、今回ご紹介するのは今イギリスで一番売れているFundsmith Equityファンドの紹介です。
イギリスで7月に最も購入されたファンドトップ10
ランク | 基金 | IAセクター | 6月以降の変更 | 1年間のリターン(8月5日まで) | 3年間のリターン |
---|---|---|---|---|---|
1 | ファンドスミスエクイティ | グローバル | - | 20.70% | 67.30% |
2 | Lindsell Train Global Equity | グローバル | - | 21.90% | 81.30% |
3 | Vanguard LifeStrategy 80%エクイティ | 混合投資40%-85%株式 | - | 7.30% | 33.90% |
4 | Vanguard LifeStrategy 60%エクイティ | 混合投資40%-85%株式 | 1 | 7.70% | 26.90% |
5 | Lindsell Train UK Equity | 英国のすべての企業 | -1 | 16.90% | 52.50% |
6 | ベイリー・ギフォード・アメリカン | 北米 | 新しいエントリー | 16.30% | 99.20% |
7 | AXA Framlington Global Technology | グローバル | -1 | 22.40% | 107.80% |
8 | Vanguard US Equity | 北米 | -1 | 12% | 55.70% |
9 | Vanguard LifeStrategy 100%エクイティ | グローバル | -1 | 7% | 41% |
10 | ベイリーギフォードグローバルディスカバリー | グローバル | 新しいエントリー | 13.20% | 83.20% |
イギリスで8月に最も購入されたファンドトップ10
ランク | 基金 | IAセクター | 7月以降の変更 | 1年間のリターン(9月2日まで) | 3年間のリターン |
---|---|---|---|---|---|
1 | ファンドスミスエクイティ | グローバル | - | 18.40% | 68.80% |
2 | Lindsell Train Global Equity | グローバル | - | 19.70% | 84.20% |
3 | Vanguard LifeStrategy 80%エクイティ | 混合投資40%-85%株式 | - | 6.60% | 31.10% |
4 | Lindsell Train UK Equity | 英国のすべての企業 | 1 | 14.30% | 50.20% |
5 | Vanguard LifeStrategy 60%エクイティ | 混合投資40%-85%株式 | -1 | 7.60% | 25.20% |
6 | Vanguard US Equity Index | 北米 | 2 | 8.70% | 53.40% |
7 | Investec Global Gold | スペシャリスト | 新しいエントリー | 73.20% | 30.40% |
8 | AXA Framlington Global Technology | グローバル | -2 | 10.90% | 98.70% |
9 | Vanguard LifeStrategy 100%エクイティ | グローバル | - | 5.60% | 37.20% |
10 | Vanguard LifeStrategy 20%エクイティ | 混合投資0%-35%株式 | 新しいエントリー | 9.90% |
14.30% |
イギリスのファンド購入ランキングで、7月8月と資金流入で一番という人気ぶりです。
ファンドマネージャーが前面に出て運用をしているという点では日本でいうところのひふみファンドに位置するかもしれません。
運用成績がよく、メッセージがシンプルで力強い。
ITにも投資するウォーレンバフェットとも言えるでしょう。
品質の高い企業に集中投資することと、頻繁な売買をしないこと。
投資先を絞らないことなど、一般的な投信とは取り組み方が全く異なるタイプのファンドといえます。
このファンドファクトシート上は非常によく成績が見えるのですが、その理由が成績がポンド表示である点とポンド安です。米国の株式を組み入れているため、ドル高ポンド安の恩恵を結構受けているファンドといいえると思います。今年に入ってからのリターンはほとんどポンド安のおかげではないでしょうか(゚Д゚;)
そうはいっても非常に良い成績であることは確かですね。
投資先トップ10
ペイパルやマイクロソフト、フェースブックにフィリップモリスなど
比較的有名どころにも多く投資をしています。
◆運用方針
当社はグローバルベースで株式投資を行います。当社は、選択した株式の長期投資家となることを目指しています。短期のトレーディング戦略は採用しません。
当社は、投資運用会社であるACDおよびFundsmith Investment Services Limitedが、当社の投資ポートフォリオの証券を選択する際に遵守する厳格な投資基準を有しています。これらの基準は、会社が次の項目に投資することを確保することを目的としています。
高い運転資本収益率を維持できる高品質事業;
複製が困難な利点を持つ企業;
収益を生み出すために大きなレバレッジを必要としない事業;
高い収益率でキャッシュ・フローを再投資することにより成長の確実性が高い事業;
変化に強い企業、特に技術革新;
当社がその企業価値が魅力的であると判断した事業。
投資家は、これらの投資基準を適用することにより、当社のポートフォリオの潜在的な投資の数が著しく制限されることを認識する必要があります。当社の投資ポートフォリオは、20から30銘柄に集中することが想定されています。
当社はデリバティブへの投資を行わず、投資先企業の事業活動やポンド以外の通貨建て投資の保有から生じる為替変動リスクをヘッジしません。
◆私たちの価値
パフォーマンス手数料なし
前払い手数料なし
ナンセンスなし
債務またはデリバティブなし
ショートなし
マーケット・タイミングなし
インデックス・投資なし
トレーディングなし
ヘッジなし
今一番イギリスで勢いのあるファンドにハンサードではアクセス可能です。
ただし運用残高が2兆円ありチョット運用残高が大きくなりすぎているのではないかという指摘もあり、いやいや、優良な大型企業中心だから全く問題ないという主張もあります。
ちなみになんか見覚えがあるチャートだなとナスダックとチャートを重ねてみたら、ほぼ一致してしまったんですよね。中身は全く違いますが、ある意味ナスダックの市場リスクを少ない株数で合成して作り出している運用(層化抽出法)をしているのかななんて思っていたりします。
まだまだハンサードにもいいファンドがありますね。