ハンサード(Hansard)アスパイア解体新書2021

ハンサード(Hansard)アスパイア(いつかはゆかし)や海外投資を詳しく解説!

ハンサード (Hansard)ファンド分析 MC186 Investec Global Franchise

 

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ここらでフランチャイズ企業に投資するファンドをご紹介しましょう。
MC186 Investec Global Franchise USDです。

 

 運用会社の Investecは英国系の南アフリカの運用会社で、先日ご紹介したGuinness社の元親会社になります。南アフリカ系では最大手の一つといっていいでしょう。

 

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 主な投資対象は大型株でキャッシュフローの安定しているフランチャイズ企業であり、最近の成績も悪くない…ということでバランスの良い5角形になりました。

 

 

日本ではコンビニ各社を見ればフランチャイズの強さがイメージ着くと思います。

 

 中身は割ととがっているのですが、バランスがいいというのも不思議な銘柄ですね。

巷ではテーマ株投信は敵だという風潮もありますが、流行に流されて設定した投資信託は、設定時がピークであることが多いだけなので、テーマ株がダメなわけではありません。

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 フランチャイズ企業は保有資産は少なくしたまま、効率的な営業ができることが知られています。例えばVisaなんかはシステムは提供しますが、信用の供与自体は三井住友や三菱などカード発行会社が行いますので、手間暇かかりません。

 

ちなみにVerisign, Inc.(ベリサイン)は、アメリカのカリフォルニア州にあるインターネットのインフラに特化した企業です。

 booking holdings incはブッキングドットコムという宿泊サイトを経営している会社ですね。

 Moody‘s も発行した債券に格付けをつけるだけだから、世界規模の仕事をしながら企業規模をどんどん大きくする必要はないのです。

 

 ほかにはジョンソンアンドジョンソンに21世紀フォックスフィリップモリスなどそうそうたる企業がに投資しています。銘柄数は29銘柄とのことで比較的集中投資しているほうではないでしょうか。

 

 

 通常は業種別の投資が多い中でフランチャイズ銘柄に区切ることでITから一般消費財、ヘルスケアに金融まで幅広い投資対象に投資することが可能となっています。

 

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 非常にこのファンドは企画段階がユニークで今後も一定の実績を出していくのではないかと思っています。

 

 国別にみると北米62.3%%、欧州大陸17.5%、イギリス9.4%と基本はアメリカ中心です。アメリカがロイヤリティで世界を牛耳っているって感じがしますね。

 

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 運用開始は2009年からのリーマンショック後からになりますが、すでに4.1ビリオン、日本円で4200億円に上ります。リーマンショック後からの実績ではありますが2019年1月までの実績で設定来リターンは平均で10%ほどと悪くない実績です。

モーニングスターレーティングも5を取っており良い実績を上げているといってよいでしょう。

 

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 ただし、モーニングスターレーティングが5の時はすでに高くなっている可能性もありますので、新規に積み立てに組み入れるのは良いと思いますが、今まで投資したものをこちらに切り替えるスイッチングはお勧めしません。

 

 かといってモーニングスターレートの低いファンドは必ずしも成績が良くなるわけでもないのですが。イメージ的には5スタートったことのあるファンドの星が低くなった時がねらい目という感じでしょうか。最初からずっとレートが低いファンドはあまり期待できません…

 

まとめ

  • 魅力的なテーマ型ファンド
  • 世界的なキャッシュ立地企業に投資
  • 大型株中心で安心
  • 大型株で集中投資は珍しい

 

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最近ハンサードの検索で解約の広告ばかり出てきますので、基本は今のIFAを利用しながら皆がHansardを続けられるようにしていきたいと思います。

 

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