ハンサード投資 本当にあった怖い話
今回は本当にあったハンサードの怖い話を案内します。
2015年7月末、とあるIFA(登録ライセンスがあるかどうか不明)から下記のようなレポートが出されたそうです。
以下引用
「先月(2015年6月)から7月初旬に掛けて、ギリシャや中国など世界的に株価は荒れており、日経平均先物に関しても6/24に20950円を付けたものの7/9には19100を付けました。
しかし現在はすでに20500円辺りと高値圏付近で推移しております。
今回、他国と比べても日本は株価の戻りが早く、これは世界的にみても日本はアベノミクスやオリンピック等、ポジティブな材料が豊富なため下落した場合はすかさず買いに回る投資家が多いということです。
今回は暴落という程の下落ではないですが、こういったネガティブな材料で一時的な下落をする場合、他国の株価と比較することで相場の強弱を測ることができます。
すでに上がりすぎてここから買うのは…という方もいらっしゃるかと思いますが、現状で判断する限りは、世界的に見て日本株は強く上値を更新していく可能性が高いです。
そこで今回はハンサードで購入できる日本株比率95%以上のファンドをまとめました・・・・中略・・・日本は少子高齢化ということで、5年、10年以上の単位での投資は不安要素も大きいですがオリンピックの1年~2前までは有望な投資先と考えています。ですので5年、10年単位での投資を考えている場合には日本は投資先として向かないと思います。また今後いつどのような悪材料が出てくるかは分からないため絶対上がるということはありませんし、今が高値という可能性もあります。あくまで現状で判断し可能性の高い方に投資していくことで、長い目で見たときに結果がついてくるというのが投資です。」
2013年の13000円くらいから2015年6月までに21000円まで急激に上昇しています。
2年で61%の上昇です。ここでなんと日本株買いを指示しています。
当ブログでは直近成績のよいファンドを買うときは高値掴みが多いので危険だと何回か説明していますが、非常に嫌な予感がしますね。
しかしその後日経平均は20%近く急激に下がっていきました。
まさしくピークを当てたかのような下落です。
短期運用を想定して下がっている場合はシナリオが崩れたとして通常売っている可能性が高くなります。反対に長期投資としてなら継続して投資をすると思われます。
このIFA(ライセンス未確認)は2015年6月時点で、長期では日本は少子高齢化で期待できないが、2年間ならば期待ができるといって日本株を推奨していました。
この後日経平均は急激に回復していきますので、下がった時に売っていなければ積み立て投資の場合は問題ありませんが、下がった時に売っていたらと思うと恐ろしいです。
よりによってなぜあのタイミングだったのでしょうか?
株式の割高度を測るPERで見ても2015年6月は23以上と高い数字になっており、割高な環境です。
最近は株価が横ばいなのに対して企業の業績が上昇しているため、株価が割安な環境になっています。よっぽど今のほうが日本株は魅力的だと思うのですが…短期の運用はわかるようでわからない、長期の投資はわからないようで、実はわかる。
これは世界を確率の世界でみるかどうかによるのです。
じゃんけんの結果はわからないけど、1/3で勝ったり負けたりするからゲームとしては成り立つ。確率の世界はわかっているのだ。
あなた勘よりも、ファンドマネージャーの努力を信じたほうが多くの場合優秀だと思いますよ。