ハンサードの停止と費用:もしかして追加の費用が必要なの?
本日はQ&Aコーナーです。
読者の方から質問をいただきました。
本日のお題はこちら
元本が0円になってしまっても、口座管理料とか手数料を追加で払うことになるのか心配です
「2009年に契約・月5万円を2年半ほど積立た後に、資金難のため積立を停止した者です。確かに解約のために10万程度を払うのは気が引けるのですが、このまま放置した場合はどうなるのでしょうか? もちろん投資なので元本割れは承知の上です。既に半分くらいになっているようです。元本が0円になってしまっても、口座管理料とか手数料を追加で払うことになるのか心配です。 」
はい、確かに心配ですね。本当は続けてほしい!!と願っていますが、個人の状況により続けられないこともあると思います。
結論から言うと、追加で支払うことはありません。
基本的にハンサードは
継続してたらコストは結構安い
でも
積立停止したらコストが結構高い
&
失効するリスクがある(累積ユニットの最低維持金額がある)
例えばフレンズプロビデントやスタンダードライフの場合
継続してたらハンサードよりはコストは高い
けど
積立停止たらハンサードよりコストが安い
&
失効するリスクはない(累積ユニットの最低維持金額がない)
ちなみにロイヤルロンドンは
満期まで積立したらコストは結構安い
でも
積立停止したら結構コストが安い
&
失効のリスクはある。(累積ユニットの最低維持金額がある)
インベスターズトラストは
継続していたらハンサードより安い
けど
積立停止したらハンサードよりもコストが高い
&
失効リスクは後で確認しておきます。(累積ユニットの最低維持金額があるので失効すると思います。)
→そもそもインベスターズトラストは、条件が非常に厳しく停止引き出し減額どれかを行ったらかなり厳しい仕組みですので要注意。満期までかけることなく支払えるならある意味最強の仕組みです。
実は費用が安いタイプは条件が厳しく、条件が緩いタイプはコストが少々高めの傾向があります。
◆元本が0円になってしまっても、口座管理料とか手数料を追加で払うことになるのか
ハンサードは貯蓄口座とか累積口座とか言われている後半の部分に
1000ポンド維持しておく必要があります。
さて、それではこの1000ポンドが500ポンドまで減ったらどうなるのでしょうか?
実は何にもありません。
しかし1000ポンドが0ポンドまで下がった時何が起こるかというと‥‥実は初期ユニットが残っている状態で失効します。
ですので、元本が0円になってしまっても、口座管理料とか手数料を追加で払うことになるのか心配ですということに関していうと、勝手に失効状態に移行するため、追加のコストは発生しません。マイナスになることは無いです。
◆失効しちゃった、もう復活できないの?
失効した方、実は1000ポンドまで振り込めば復活させることができます。
1年以内なら復活できるといわれていますが、中には2年近く前のものを復活したという人もいるようです。ただフレンズプロビデントやスタンダードライフは基本的に1年だったはずなので、1年で考えたほうが良いでしょう。
以上で不安は解消できたでしょうか?
香港のIFAが最近の香港の民主化騒動でまずいという「デマ」も流行っているようです。基本的には「最初に投資したIFA」でしっかりコミュニケーションをとっていくことがあなたのリターンにつながると思います。
恐らく1度でもIFAを変更すると、成績が悪くなった時にまたIFAを変えたくなると思います。しかしそれはドルコスト平均法との相性も良くないため、あまりお勧めしません。積立投資の成否はラストまでわかりません。多くの場合始めたIFAを信頼し続けたほうが良い結果となると思います。
香港だろうと日本だろうと相談してみるとIFAは悪くないと思われる方が多いようです。香港の暴動でIFAが危険だとか言うデマに惑わされず継続をお勧めします。
世界株での長期の積立のシミュレーションですが、18年目にマイナスだったとしても継続していたら2倍には増えています。
また単純に上がったり下がったりしているだけの投資対象に積立したとしても、マイナスな時はありつつ儲かるタイミングは十分あります。
日本の助言業者だろうと香港のIFAだろうとコミュニケーションが取れている間は大丈夫だと思います。
皆さんがばっていきましょう!!積立投資で笑う人は最後まで続けた人のみだと思います。