ハンサード(Hansard)アスパイア解体新書2021

ハンサード(Hansard)アスパイア(いつかはゆかし)や海外投資を詳しく解説!

IFA コンボイ(CONVOY)の日本人投資家へ

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本日はハンサードの投資家向けというよりはフレンズプロビデントやスタンダードライフ、アジアスの海外積立に投資している投資家への案内になります。

 

コンボイは10万人の顧客を抱える香港最大手のIFAのうちのひとつであり、香港取引所に上場している唯一のIFAです。

 

2017年末コンボイの役員や元会長4人が、同社の新株発行に関連する不正な利益を取得したとして、警察に逮捕される事件が発生しました。

 

これに関して一部のIFAから移管を進めるような発言がありましたが、私は反対です。

 

  1. 積立投資の途中であり、一気にポートフォリオを変更することはリスクが高い
  2. 会社役員の不当な利益、しかも新株発行にかかわることであり、運用部門は関係ないこと
  3. 変えた先のIFAがまともでない可能性がある

ことよりあまりお勧めしません。

 

コンボイ新生銀行マネックスグループと共同で香港に日本人向けの銀行を設立しているようなしっかりした企業です。

 

むしろ日本の企業が香港で成功するためにどことタッグを組むのがいいのかということを検討してコンボイを選んだとも言えます。

 

 

news.mynavi.jp

 

設立したNippon Wealth Limited, a Restricted Licence Bankは正直日本でもほとんど話題にならない(法律の問題で日本で積極的に広告できなかったため)厳しい状況ではありますが、それでも厳しい銀行の免許を取って、しっかり営業していることは注目に値します。(おすすめはしてるわけではありません)。

 

積立投資はその性質上、途中経過は価格が安いところで買っていたほうがリターンが上がりやすい傾向があります。運用途中でその流れを断ち切ることは皆さんが思うよりリスクが高いと思われますので、運用の本質的なことでなければ移管することはお勧めしません。

 

コンボイの日本人の投資家はかなり少ないと思われますので、心細いと思いますが、変更するよりは継続したほうが良い結果につながる可能性が高いと思われます。名前も明かさない、無料でおすすめのIFAを教えてくれる非常に優しいブロガーさんの言葉なんて無視して、コンボイで投資を継続されることをお勧めします。

 

またSCQ Limited(IFAスイッチ / IFA Switch)のように他社からの移管を名指しであからさまに勧めるところは、IFAとしてはリスクが高いと思われます。少なくとも香港、または日本での運用又は投資助言のライセンスがあるかどうか確認しましょう。

 

もちろん運用の助言ができないため、解約のサポートしかできないうえ、10万も20万も請求する解約サポートに駆け込むこともおすすめしません。

 

 

hansard.hatenablog.com